ども、生きてます。変額と専門は合格しました。
風邪ひいて2日間早帰りしたエンです。(それでも8時は過ぎてるんだよなぁ。朝は6時半に起きてるし)

いやぁ、日経新聞はソコソコよんでいるのですが、のびのびとTVをみていると、ニュースで金融危機の話をやってましたので色々語りたくなりました。

昨年株をチョコチョコやっており、株バブル自体は一昨年がピークだったんだろうなぁと思いながら50万を60万程度に増やして3月ごろにドロップしました(ドロップ理由はサブプライム崩壊が近いからと、就職するから)

やっていた感想としては、
①初期資金がある程度まとまっていないと厳しい(いざという時に資金投入が出来ない。200万あればまだ動けたかなぁと思うときがしばしば。理想は500万から)
②中長期的ビジョン(株価変動の原因・遠因・将来的に待ち構えているもの)がある程度わかった上で短期投資をしないと厳しい
③大衆心理を読むのが大事。その大衆心理に飲み込まれたら終わり。
④金融屋は騙りばかり。仕手筋が入ったら近寄らぬが吉。
 でした。
 その時期に卒論を書く必要性があったのですが、株式市場をテーマにするのは止めました。
理由としては、論理的検証というよりゴシップ的な感覚が強かったからです。
 いや、ゲーム理論とか使って論理的に語ればいいんでしょうけども、感覚的に話したほうが早く感じたもので・・・・。
 結局、将来的に金融業界で生きていこうと思っていたにもかかわらず、テーマは農業の株式会社化っつーまた関係ない物でしたがw

 その時に、ゼミで一番真面目で頭のいい女の子が(しかも可愛い)、貯蓄から投資へのシフト(正式表題は忘れましたが)という論文を書いていたのを思い出しました。
 中身は、野村證券のスローガンと政府の公式見解に近く、内容を端折ると
「失われた10年は銀行の投資の仕方が問題(優良企業にお金を貸さない貸し渋りとかボトルネックが発生した所為だ等)。銀行を挟んで投資をするぐらいなら直接消費者が会社に投資すべきだ」
 という論理でした。
(ググレば過去の遺物として、偉い学者さんの論文が見つかるはずです)
 論文発表の時に、勉強できるなぁと思いつつ、ひねくれ者の俺は「貯蓄から投資へシフトという流れは進んでいくでしょうけど、それに危険性を感じます、何故なら消費者が会社へ直接投資するリスクを理解できるのでしょうか? 銀行ですら気づかなかったリスクや優良性を消費者が察知できるとは思えない」みたいなコメントをした気がします。このコメントの反論は、間に証券会社を挟ませるから大丈夫だとかそういう話でしたが。(いや、スゲーたくさん本読んで色々調べてて、向こうの方が論理的で洗練された言葉でしたよ? つか、俺の意見は若干横道にそれてましたし)

 当時は、野村證券や、信託銀行がこぞって401kだの団塊の世代のお金を囲い込みにかかっていた時代でもありました。
(あなたの老後を守りたいorあなたの相続を云々等、のCMがよくやってましたねw)
 アメリカでサブプライム問題がくすぶっているにもかかわらずですよ。当時の金融マンは薄々株式市場が崩壊する事はわかっていたはずです。
 無知蒙昧な学生の俺ですら解ってたんですから、エリート証券マンや金融工学を駆使している人達は実感していたんじゃないですかねぇ。
 結局、証券会社や信託銀行は崩壊前の最後の儲け時だと煽って煽って、お金を持っている個人投資家を上手い事丸め込んだのでしょう。
ただ、ココまで下がることは理解していなかったでしょうけども。

で、金融業界で働いてて思うことは、下はノルマノルマで客の事なんか考える余裕なんかねぇって感じですかね。
 ソイツが損しようがどうしようが知ったこっちゃねぇみたいな。
 逆にノルマ達成していればお客さんのベストを考えられるんですけどねぇ。

 結局何が言いたいかと言いますと、頭のいいと思われる人も中身(心理)はさほど変わらない。一流金融マンと装っていても、中身は汚い。
 投資は、ポイントを理解してないと損するだけ。言われるがままに買っていけば騙されますよ。
 営業マンがどれだけ信頼できる人物でも儲かるかどうかはそいつの実力と関係ないですから。(営業マンのスキルは、運用に関係ない)

 後、経済学は騙されない為にもちょこちょこ知ってると吉です。
 でも仕事の役には立ちませんw

コメント

nophoto
Mya
2008年11月4日4:11

 やっほー、お久しぶりですenさん。未だだらだらと生きながらえながらインテリジェンスをかじるみゃでございます。お元気そうで何より。
 ていうか、唯一サブプライムで収益を上げた(どんな外道だ)ゴールドマンサックスのお偉いさんポールソンがサブプライム表面化前に退職、泥をかぶったのがバーナンキ。負債総額は10兆ドル。んなもの国内問題だけで納めようと思う方が無茶な話で、にもかかわらずリーマンブラザーズやらAGIやらに日本のメインバンクがこぞって投資し、アジア部門をとんでもない値段で買い取ってます。そもそも外資の投機筋で優秀な人材はとうに転職を謀ったあとでしょうし、残った盆暗が黄色い猿の下でまじめに働くとは到底思えない訳で。しかも米国は短期投資の個人利益追従型。市場にやりたい放題やらせた結果がこれな訳で、これにひたすら追従した竹中、小泉両氏は逆さ磔の刑ですね。米型のデイトレイダーや中期間トレイダーは根本的に個人の利益追従なので、結局、日本の風土に合いません。間に証券会社が入ろうとも、バブルでさんざんに痛い目を見た日本人からすれば短期回収型の投資がどれだけ危険か百も承知しているはず。しかも資金繰りが不透明なファンドやらが噛むとさらに訳が分からない。そもそも、株式投資の根本が資金調達と企業成長を促進するための商業政策であるという根本を忘れた結果がこれだと思うんですけどね……。やっぱり、日本人の投資はきちんと企業の業務内容、資金繰り、社会体制と社員の結束力、技術的な先進性に投資が行き届いているか、きちんと御飯を食べていけるだけの確固たる固定業務があるかどうか。配当が少なくても長期でどっしり構えるのが日本型、もっといえば人を信じ情を交わせていく投資なのかなーと思っています。やっぱり、証券会社の営業さんもノルマですから、どうしてもそのあたりは……。信用貸しというのはやっぱり私には怖いです……。最低限、元本保証は欲しいですよね……。
 で、にもかかわらず、ノーベル経済学賞はこぞってアメリカから輩出されているわけでその規制緩和型自由経済は小さい政府を目指したばかりに破綻。ブッシュさんは共和党がこぞって反対した北朝鮮のテロ国家指定を遂に解除。となるともしマケインさんが大統領になってしまった場合、国内外が極めて危険な爆弾だらけになるわけで、イラク、アフガンも泥濘化。北朝鮮は核開発のロードマップを提示するにはまず韓国米軍の核調査が先決だ、と来るわけで、となるとお次は在日米軍になりますわね。何を考えているのやらブッシュさんは……。いっそ、中日で結託してサブプライムを何とかしないと米国債売り払うぞと脅しちゃいましょうか?
 さてー、先々日、大垣城化で種子島の空砲実演を見て参りました。流石、黒色火薬、ものすごい轟音と白煙です。使用されたのは江戸中期の国友筒らしいですが、手慣れた射手でもやはり一度の装填に35秒くらいかかるらしくて、未だに長篠の合戦の「鉄砲射撃手三人一組制」が信じられていることに疑問を感じてしまう私。でも、石田治部少輔光成公はよく歴史教科書で「初めから勝ち目のない戦い」「徳川家康とでは指揮能力が雲泥の差であった」とまことしやかに解説されていますが、関ヶ原の合戦の戦況は最初から東軍有利で進んでいた、石田治部少輔が真に秀頼公の為に戦ったと解説されていてかなり嬉しかったです。実は石田さんは個人的に好意を抱く武将(というか官僚?)さんなのですー。やっぱり尾張美濃近江は室町末から安土桃山の中心舞台であっただけに、見所たくさん。でも、enさんも幕末維新ではそれこそ始まりの地にお住まいな訳で、やっぱり古きから政治経済都市計画を学ぶというのは楽しいですよ~。
 では、お体にお気をつけて。またコメント打ちますね~。それでは。