http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/1998/9801/interview.html
で産経の正論という記事に1998年当時の小泉さんのコメントが載っています。
ちょっとだけおいしい所を引用
なんというか、自分が不利になることもそれによって正しくなるならやればいいじゃないって言うのが小泉さんらしいですね。
むしろそういう人じゃないと郵政だけはできないのかもしれません。
郵政とか詳しいことは
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/1998/9801/interview.html
で、どうぞ
で産経の正論という記事に1998年当時の小泉さんのコメントが載っています。
ちょっとだけおいしい所を引用
−−それにしても、華々しいですね。二十五年の永年在職の表彰ははねつけるし。
小泉 今度の表彰辞退だってね。表彰を楽しみにしてる人から見れば、いやなことしてくれたと思うのも無理ないよね。
私の父(小泉純也・元防衛庁長官)も、この表彰を受けるのを楽しみにしていた。それを知っていますからね。
−−素直じゃないなあ、と思っている人も少なくないでしょう。
小泉 そうだろうなあ。みんなわかるんです。いかに楽しみにしているかということが。
−−過去に三人、辞退表明しています(成田知巳、伊藤正義、渡部一郎の三氏。いずれも故人)。
小泉 でも、辞退したのは肖像画だけですよ。
−−ええ。三人とも在職中に支給される特別交通費(現在は月額三十万円)はもらっていました。
小泉 表彰状も受けている。今回、意外だったのは、表彰だけは受けてくれという人が非常に多かった。現職議員から、元議員から。肖像画と特別手当は辞退してもいいから、表彰だけは受けてくれといってきた人がずいぶん多かった。
−−惻隠の情で、肖像画だけは受けて自宅に飾っておいてもよろしかった。
小泉 いや。私は、二年前から表彰制度そのものが要らないと主張してきた。こういう場合は、わかりやすいほうがいい。どれを受けてどれを辞退するというより、全部辞退するのが一番わかりやすい。
−−その通りです。これはご自分の発案ですか。それともだれかに入れ知恵されて。
小泉 私自身の発案。自民党が野党になったとき、自民党の一、二回の当選議員が、もうこの表彰制度は要らないと幹事長に申し込んだことがあるんですよ。
−−そうでしたか。
小泉 そうしないと、なかなか長老が引退してくれないと。あと一回当選できれば二十五年の表彰を受けられるんだと長老が頑張る。そうすると、若手はそれまで待たなきゃならない。そういう苦労をしてきた若手がいたわけだな(笑い)。
−−あ、そういうことか。
小泉 表彰がなければ、年がきてもそういう楽しみはないから引退も早くなるんじゃないかと。
永年在職表彰というのは、議員の既得権益なんだ。ほかの政党が反対しても自民党が提案すればいいじゃないか。そういって若手議員が当時の幹事長に申し入れていたんです。それに私も賛成していた。うん、それはいいことだなと。
ところが、「あんたたちはもらえる可能性が少ないから、そんなことをいっているんだ」と一蹴されたわけだ(笑い)。
−−手が届かないから、いえる。
小泉 それで私は総裁選の演説会で、こういったわけです。
私は表彰される可能性がある。楽しみも知っている。祖父も父ももらった。私が受ければ、憲政史上初めて三代が表彰を受けることになる。しかし私は次に当選しても辞退する。辞退するのは前例ないというけれど、もらっても親子三代受賞という前例のないことになるんだと。
−−世襲議員の後ろめたさも、若干あったのでは。
小泉 そういうことじゃない。
−−小泉家で七十五年を超える歳月、議席を独占している。
小泉 独占でもない。私は、落選したことがありますからね。選挙という試練を乗り越えてきたんだ。
−−小泉さんの強気発言も、選挙に強いからでしょうね。
小泉 いや、そうじゃない。最初落選したように、選挙は弱かったですから。よくこういうこといえるなというけれども、弱いときからいってきた。民営化論も。
−−知りませんでした。
小泉 選挙に強いからいっているんじゃないです。関係ないですよ。
だって私、小選挙区比例代表制、反対していたでしょう。落選しても比例で当選させるのはおかしい。それで比例には出ないと。
当時全部比例に出なきゃいけないときに、小泉だけは小選挙区で戦うのはけしからんと批判が出た。党が決めても、私はあえて比例には出ない。小選挙区一本。落選したらそれでいいといっていたでしょう。
当時、なんで小泉はこの選挙制度改革に反対しているのか。中選挙区だったら当選できるけれど、小選挙区になったら落ちるから反対しているんだといわれた。
−−佐藤孝行さんの問題も小選挙区で当選していれば、あれほどの騒ぎにはならなかった。比例による敗者復活というのは、やはりおかしいと思います。
小泉 有権者をばかにしていますよ。落選させたのに、いつの間にか当選しているなんて。
−−まあ、あれは妥協の産物、いずれ消滅するでしょう。
小泉 選挙制度というのは、何回かやらないとね。まあ、少なくとも重複は直したほうがいいな。
なんというか、自分が不利になることもそれによって正しくなるならやればいいじゃないって言うのが小泉さんらしいですね。
むしろそういう人じゃないと郵政だけはできないのかもしれません。
郵政とか詳しいことは
http://www.sankei.co.jp/pr/seiron/koukoku/1998/9801/interview.html
で、どうぞ
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