寝顔

2004年9月10日 日常
 朝起きるとそこには見馴れてた寝顔があった。見馴れたという事実に少しとまどいを覚えながらも、愛おしくなっておでこに軽く口づけをする。
 まだ起きるには早い時間だけど、察したのか、彼女は体をもぞもぞさせた。
 鳥が餌を啄むように、唇で顔に触れる。くすぐったかったのかくすくす笑って彼女は寝返りをうった。
 ちょっとだけ悲しくなって、俺も寝返りをうったら背中から腕が伸びてきて抱きしめられた。
 背中にここ数日でちょっとだけ大きくなったように感じる胸が当たってる。
ゆっくりと俺も振り向いて、抱き合って、微睡みの中お互いの暖かさを感じた。
 ああ、いつまで続くんだろうか、この関係は・・・そんなに長くは続かないことは頭では分かってるのにズルズルと、微睡みの中引きずられている・・・。
 
 
 
 
 そこで、たたき起こされて夢だと気づいたわけですが。

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