夢を見たわけですよ。
それも俺が見る夢にしちゃ久々に鮮明でケッコー幸せな夢を。
 将来じゃナイッスよ。
まぁ布団の中で見た夢です。

 あたり一面砂の世界で、寂れた荒野のような町並が広がっていて、ひび割れて半壊した石壁が立ってる町の中に俺とヤツ、ヤツを好きな彼女とあの子がいた。ダブルデートの前哨戦みたいだな、とか思いながら楽しみながら俺たちは歩いてた。
 俺はちょっとだけヤツを好きな彼女が好きだったけど、どっちかというとヤツと上手く行くことの方を望んでいて、まぁイイかなって感じで、町の中をぼーと歩いていた。
 物珍しい物を探す為だったのか何が目的かはわからないけど、ヤツはご機嫌でヤツの皮肉を聞きながら俺たちは笑っていた。
 少したつと風が強くなって寒くなったので、俺は帰ることにした。
 ヤツと彼女を二人きりにするために、言葉が少し拙いあの子もつれて帰ることにした。

 帰る道すがら、
「寒いなぁ・・・」
 と俺が言うと、彼女は後ろから手を俺の首に回して、
「これで暖かいでしょ」
 と俺の耳元で言った。
「うわ、手ー冷たいじゃん」
 といいつつ俺は彼女の手に自分の手を重ねて首から外した。
「えーワタシ冷たい事ないヨー。君ガ寒い苦手だけヨー」
 彼女はそう言って振り返って少し先に行ってしまった。
「そっかなー。でも結構寒ぃよ?」
 今度は俺が後ろから首を抱きしめた。
その後、2人して少しはにかんだ。


 自分たちの町の中まで帰って来るころには2人とも離れていて、俺と彼女の家へと行く分かれ道でそのまま別れた。

 だんだん意識が戻ってきて、3限目の授業でなきゃなーとか、あー布団の中あったけーとか取りとめもなく思いつつ、夢を思い返した。
 ぼーと夢うつつの中で
『あー、あそこで、「好きだ」とか言っちまうんだろうな、次ぎあの子にあったら・・・で・・・さっくり振られるんだろうなぁ。』
 とか、思ったりして、目が覚めました。
  
 
  
 
 
 
 えーとまぁ・・・アレデス。
 
 夢でも俺は振られること確定なのか。・゜・(ノД`)・゜・。(脱兎

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